飾文字

かえるがなくから かーえろ

松谷 みよ子 (著)・遠藤 てるよ (イラスト)
偕成社

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「夕焼け小焼け かえるがなくからかーえろ」夕焼け空の下、子ども達が歌っています。げこげこげこ…かえるのお母さんが鳴いています、どうして鳴いているんでしょう?
おたまじゃくしの子ども達が、帰る時間になっても帰ってこないからなんです。 早く帰って来ないと、子とろに連れて行かれてしまいます。どこにいるんでしょう?
一緒に探してくれている子ども達が、1匹、また1匹と見つけていきます。


松谷みよ子さんの優しくて、懐かしくって、ちょっぴり怖い雰囲気もある絵本です。
この絵本には、「はないちもんめ」や「かごめかごめ」などのたくさんのわらべ歌が入っています。読み聞かせてあげる時には是非、歌ってあげてください(体にしみついていて自然に歌ってしまいますが)。 しかも、1匹2匹と数を数えることもできます。
「子とろ」という、最近では耳にしない言葉も出てきますが、「子どもを取って食っちゃう奴」と解釈しています。どうやら、昔の遊び歌の一つのようですね。絵本ではかえるの天敵・へびが描かれています。
ウチの3女はこの絵本のせいでか「からすがなくからかーえろ」ではなく「かえがなくからかーえろ」と歌います…


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