2010年度 青少年読書感想文
夏の課題図書 小学校高学年用
くいつき | 「自然」「環境」に興味があれば | |
よみやすさ | 人気シリーズだけあってわかりやすい | |
かきやすさ | 考えさせられる事は山ほどあります |
「自然と人間」シリーズ5冊目。身の回りにたくさんの「海」が潜んでいる。「海」なくては生きていけない、地球全ての「母なる海」。その「海」は今、人間によってものすごい危機にさらされている。
生きていく為には「海」を守らなければ。身近にある「海」を探しても。シリーズ全てに考えさせられる事がたくさん含まれています。
くいつき | 表紙の鬼は現実にいます | |
よみやすさ | 長めの絵本。絵の色彩もステキ。 | |
かきやすさ | 「すみ鬼」を見に出かけたくなります |
大工見習いとして奈良の唐招提寺にきたヤスは、ある日泣き声を聞く。寺の隅木に小さな鬼が屋根を支えるように座っていた。900年も屋根を支えている鬼はここからはずしてくれとヤスに頼んだ。
今現在も唐招提寺の四隅を支えている鬼を見に行きたくなっちゃいます。いろんな鬼が出てきます。
くいつき | 歴史好きじゃなくても | |
よみやすさ | 長いけど、おもしろい | |
かきやすさ | 夢を見つけた千太郎を自分と重ねて |
7歳と言う幼さで建具屋に奉公に出された千太郎は職人になる気はなかったが、親方や若旦那などの職人達と触れあい見ていく中で自分も職人を夢見るようになってきた。
幼い頃から働きに出る事の大変さ、職人達の誇りを持った生き方に何かを感じる事ができれば、それだけでいろいろ浮かんでくるんじゃないかなと、思います。
くいつき | 「リキシャ」とは何? | |
よみやすさ | 翻訳物とは思えない読みやすさ | |
かきやすさ | 「女の子」であるが故の苦悩→生きがい |
女性が働く事を日常としない国・バングラデシュで育った少女・ナイマ。体を壊しても働く父の手助けがしたいのに、できません。「男の子だったらいいのに…」
女は稼ぐ事のできない国で、家族の助けになりたくて得意な事を始めたナイマに共感するでしょう。お父さんもステキな人です。