飾文字

茂吉のねこ

松谷 みよ子
ポプラ社

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小学校の教科書に載っている本です。

鉄砲打ちの茂吉とその猫の話。
ある日のこと、茂吉は猟のあと、酒屋に立ち寄った。 すると酒屋のおやじが酒のツケを払えと言う。 身に覚えのない茂吉はおやじと押し問答になるが、そこに見覚えのない1人のわらしが来て酒を注文する。 「勘定は茂吉だ」
茂吉は怒り、持っていたキセルを投げつけ逃げたわらしを追いかける。 そしてやってきたのは ばけものづくしの原。 そこにはばけものたちとなぜか茂吉の猫が。
「ねこ さけはどうした」
「こんやはさけがね。 もきちにみつかって きせるなげられた」
「なんだと もきちにけがをさせられたのか」化けものたちが一瞬しずまりかえる。 そしてばけもののだした答えは
「もきち ころすべし」


授業中ではだんだん話が進んで行くので、時間の問題で話がいいところで終わっちゃうんですよね。 そこで
1.今、休み時間の間に読み切ってしまう
2.家に帰って読む
3.次の授業まで楽しみをとっておく
という選択に迫られた作品でした。 しかもこの後、話は突然思っていなかった方向に・・・怪談ってけっしてこわがらせるだけでは無いんですよね。

今みるとなんと作者が松谷 みよ子・・・この方、もしもしおでんわ や、ちいさいモモちゃんの方ですよね。 今調べて作品のギャップにもビックリです。

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