きつねのおきゃくさま
あまん きみこ
サンリード
2年生の教科書に載っています。
はらぺこきつねがある日、やせたひよこを見つけました。
きつねはひよこを太らせてから食べようと、言葉巧みにひよこを家へ連れて帰りお世話を始めます。
きつねの丁寧な世話を受けてまるまる太ったひよこはきつねの事を「やさしいおにいちゃん」と呼ぶようになり、
その後、やさしいおにいちゃんをどんどん他の困っている動物達にも紹介していきます。
きつねは他の動物たちも太らせてから食べようと、大喜びで他の動物達のお世話も始めます。
そうして「やさしい、しんせつだ、かみさまみたいだ」と話す動物達の言葉を聞いては、きつねはぼうっとなっていたのでした。
そんなある日、突然の災難が動物達に降りかかった時、きつねは自分で想像すらしていなかった驚くべき行動を取るのです。
あまんきみこさんと言えば
「おにたのぼうし」や「ちいちゃんのかげおくり」の著者と言った方がご存知なのではないでしょうか。
必要以上の事や感情を言葉として書かず、読む側に答えを任せる辺り心憎い演出であり、教科書にはうってつけの本だと思います。
とにかく、泣けます。泣けて泣けてしょうがない位に涙が出てきます!!
ウチの子の教科書には載っていなかったので、図書館で借りて読み聞かせていた私から子ども達が心配して本を取り上げた位に泣けました。
3年生の長女が「私の教科書には載ってなくて良かったね。お母さんが毎日音読してて(宿題)泣いちゃうもんね」と言いました。
「でも、このお話に1年早く出逢えてたんだよ」と答えました。
出逢えて本当に良かった絵本です。
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