飾文字

春はあけぼの

清少納言
ほるぷ出版

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平安時代の紫式部と並ぶ女流作家・清少納言の随筆集「枕草紙」。 その中でもひときわ美しい文章で綴られている「春はあけぼの」です。

私が中学で習った時、この「春はあけぼの」が暗唱するようになるまで声に出して読みました。
美しい四季の形式や風情は平安の世も今のこのときも変わらないものであるのだと感じました。 現代では使わない表現の言葉の美しさは、何度口にしても心に沁みてきます。

この本は、NHK「にほんごであそぼ」の監修をされている齋藤孝さんが編集した、 あえて『声にだすことばえほん』として出版されました。
声に出す事でより一層心にくるものが強くなると思います。
挿絵はPOPで今風なのに、じんわりと平安の景色が染みてくるんです。

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