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探偵倶楽部

東野 圭吾
角川文庫

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ドラマ「探偵倶楽部」の原作本です。


VIP専用の会員制調査機関・通称「探偵倶楽部」。
一人は背が高く日本人離れした顔つきの男。もう一人はその助手で、目を見張るような美人。どちらも黒いスーツに身を包み、依頼人の謎を何でも解いていく。
「偽装の夜」
会社のワンマン社長が自らの喜寿を祝う会のパーティーの途中、書斎で首を吊っているところを発見された。
発見した若い後妻と社長秘書の男、そして社長の娘婿は社長の死をまだ公開したくは無い理由をもっていた。 三人は社長は別荘へ行った事に偽装する計画を立てた。
翌日、社長の不在を不振に思った娘が「探偵倶楽部」を呼び出した。


何もかもが謎に包まれた「探偵倶楽部」の何とも怪しげで若干ブラック・ユーモアが入った短編集です。
東野圭吾さんの「ガリレオ」シリーズや他の長編にはあまり見られない、同じ短編集の「名探偵の掟」シリーズのようなちょっとブラックで自虐的なこの感じ、嫌いじゃないです。 東野さんの短編集はあまり重くなくて、ミステリーが読みたい人には物足りないかもしれませんが、普段本を読まないような人が手に取るには最適だと思います。


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