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雷撃深度一九・五

池上 司
文春文庫

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映画「真夏のオリオン」の原作本です。


1945年7月 − 第2次世界大戦末期、 アメリカの手は日本本土にまで及び、日本軍にはもはや大掛かりな抵抗手段は残されていなかった。 自慢の連合艦隊ももはや無く、 残された潜水艦・伊号五八は、 人が乗り操縦出来る、そして発進したら二度と生きては帰れない人間魚雷「回天」を搭載して出航して行く。


これは日本海軍の潜水艦伊号五八と、原爆を極秘に輸送していたアメリカの重巡洋艦インディアナポリスが繰り広げた、 太平洋戦争における最後の艦艇同士の戦いの記録を小説化した作品です。

内容は、周りに味方となる日本海軍の全く無い状態での作戦なので、 戦いにつぐ戦いで一気に話が進んで行きます。
少しめずらしいかな?と思ったのは日本潜水艦側とアメリカ戦艦側の両局面から話が展開していく所でしょうか。 お互いの手の読み合いが熱いです。

ちなみに私は潜水艦の事がまるっきり分からないので・・・ 登場人物達の危機感が上手く汲み取れず・・・だったので 下の外部リンクにある”潜水艦 - Wikipedia - 潜水機構”なんかでカンニングしながら分かったつもりになって読みました。


原作本は”雷撃深度一九・五”ですが、ノベライズ(この場合では映画からまた小説化)で”真夏のオリオン”なんていう本も出版されています。 ”真夏のオリオン”の方が軽い感じになっているそうなので、リアルを追求した小説を求めていない方はそちらが向いているかもしれません。


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外部リンク
映画「真夏のオリオン」オフィシャルサイト
潜水艦 - Wikipedia - 潜水機構
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セブンイレブン受取なら送料・手数料0円 7&Y > 真夏のオリオン
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