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パーシージャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃

リック リオーダン ほるぷ出版

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映画「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の原作本です。


12歳の少年パーシー・ジャクソンは寄宿学校での落ちこぼれだった。 落ち着きがなく難読症、6年生の今までに5回退学になっている。
パーシーは本当の父親の事は何も知らず、大好きな母さんはクソでゴミのような男と再婚している。 それでも、母さんと会える夏休みは楽しみでしょうがなかった。
しかも今度の夏休みは、母さんと二人で旅行に出かけると言うのだ。
でもその旅行の途中、大きく横に張り出した角を持つミノタウロスに襲われた!


「パーシージャクソンとオリンポスの神々」シリーズの1冊です。
ギリシャ神話に出てくる12神が存在する、しかもこの現代のアメリカに! 驚くような設定が面白い。エンパイアーステートビルに神々の住むオリンポスが移築(?)されていようとは!!
ギリシャ神話、大好きなんです私。 その12神が人間との間に子どもがいて(何人もいる神もいるし)その子たち用の訓練所があって・・・ホント、よくこの設定思いついたねって感じですね。
ゼウスの神器・雷撃が何者かに盗まれ、訓練所でパーシーが出逢う仲間と神器を探す冒険の旅(使命)に出かけます。 パーシーの父親であるポセイドンが盗んだんだと疑われ、ゼウスとポセイドンの戦いが始まると言われたのですから!(要するにウマの合わない兄弟ゲンカ) 本当に神器を盗んだのは誰なのか?
元々作者がミステリー書きの方らしく、謎を解くミステリーの要素もたっぷり入ってるし、ファンタジーとしても面白かったです。 他にも出てくる神々は何だか神々しいと言うより、人間くさい・・・
訳した方の力なんでしょうか、日本人が書いたような親しみやすさと読みやすさがすごいと思いました。リアルに12歳の男の子がいました。


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外部リンク
映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』公式サイト
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