面白南極料理人
西村 淳
新潮文庫
映画「南極料理人」の原作本です。
日本からはるか彼方14000km、標高3800m、一年の平均気温−57℃。
それが南極越冬隊、究極の単身赴任。
閉塞された極寒の地での楽しみと言えば、食事しかない!
調理担当の西村さんは、限られた材料、凍っても平気な食べ物(いや、何でも無くても凍っちゃう)を準備するんです。
創意工夫で調理するんです。
ウイルスさえも生存できないそんな場所で暖かい料理を食べたい食べさせたい!!
西村さんたちが配属された場所は、南極観測隊でも有名な昭和基地からも1000kmも離れた南極ドーム基地。
そこで過ごす男8人の1年半は濃〜い1年半だった事がよく分かります。
どこにいても男の人は子ども(バカ?)だなぁ〜と、あきれ半分感心する場面もあったりします。
何で−80℃の見渡す限り白白白白の海で泳ぐんだぁ!!?
ドラム缶のお風呂に入ってる姿も、読んでるこっちがついつい笑っちゃうくらいにホント、皆が皆楽しそうなんです。
奥さんや幼い子ども達を置いて、不安も心配もたくさんあったと思います。男8人、ストレスやケンカもあったと思います。
でも、そんなマイナス要素はこの本からは感じません。
題名どおり「面白南極料理人」なんです。
映画「南極料理人」オフィシャルサイト |
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