悪夢のエレベーター
木下 半太
幻冬舎文庫
映画「悪夢のエレベーター」の原作本です。
ものすごい頭痛で目覚めた小川は、エレベーターの中にいた。
妊娠9ヶ月の妻が産気づいたとの連絡が入ってあわてて飛び乗ったエレベーター・・・乗った後は覚えてない・・・気を失っていたらしい。
エレベーターの中には小川を含め4人の人物がいた。
自称・金融業の強面の富永。蛍光黄緑のシャツを着たバッタみたいな男・牧原。全身黒づくめの変な女・カオル(自殺願望者)。
この4人を閉じ込めてエレベーターは停止しているらしい・・・非常用のボタンも反応なし。どこで落としたのか携帯もない・・・外との連絡は取れない。
浮気相手のマンションのエレベーター・・・小川は何としてでもここから出たかった。
アカの他人の4人。ここで別れたらもう二度と逢う事のない4人は、取って置きの秘密暴露大会になった。
「エレベーター」という密室の中、偶然出逢った妙な4人。
初めはパニックものかと思って読み始めましたが・・・いえいえ、パニックミステリー?コメディ?
何とも言えないいいテンポで話は進むんです。
1章を読み終え、2章を読み始めると・・・「ヤラレタ」事がわかります。
詳しくは言えませんが「ヤラレマス」!
映画化ですが、舞台っぽいおもしろさが私は好きです。
「密室モノ」のミステリーは好きなんですが、「エレベーター」って究極の密室(個室)ですよね。
後半は「密室」を抜け出しますが、少ない登場人物と広くない空間・・・おもしろかったです。
映画化の役者さん達を公式ホームページで見たんですが、皆さん、イイ味出してますねぇ〜。
映画「悪夢のエレベーター」オフィシャルサイト |
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