よるくま
酒井 駒子
偕成社
夜みたいにまっくろなくまの子、よるくまがいなくなったお母さんを一緒に探そうよと”ぼく”のうちに来ました。 昨日の夜の事です。
ふたりは手をつないで、お母さんの行きそうな場所を探します。 おうちに戻って探してみるけど、やっぱりいないのです。
さみしくてさみしくてよるくまは泣き出します。 よるくまの涙は夜みたいにまっくらまっくろ・・・ お母さんは一体どこにいるのでしょう。
”ぼく”が語り手のこのお話は、本当に子どもが作ったかのように子ども目線の不思議な雰囲気でできています。 お母さんがいないという出来事は、子どもにしたらどれだけの不安と心配とさみしさなのでしょう。 と言う事はお母さんと一緒ににいる時の安心感やうれしさ、幸福感はどれほどなのでしょう。
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