わたしと小鳥とすずと
金子 みすゞ
JULA出版局
NHKの「にほんごであそぼ」でも使われている金子 みすゞさんの童謡集です。
金子 みすゞさんの詩の小さきもの達の小さな叫びに心を打たれます。 初めて読んだ高校生の時の衝撃は忘れられません。 静かだけど切なる訴えに。かわいらしくも芯のある言葉に。
NHKの「にほんごであそぼ」でもよく引用されている表題作「わたしと小鳥とすずと」や 「大漁」も収録されています。
長女の小学校では朗読会なる行事があり(1学年が全員で詩なり物語を朗読します)、
3年生が金子 みすゞさんの詩を何作か読んでいました。
静かな体育館に響き渡る子ども達の朗読には聞いていた誰もが心を熱くしたと思います。
彼女の詩は基本が「童謡」として作られたものなので、
小さい声でもいいから1度は声に出して読んでもらいたい気がします。
声に出すことによってより響く何かがあると思います。