飾文字

はじめてのおつかい

筒井 頼子 作
林 明子 絵
福音館書店

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絵本コーナーに並んでいると、きれいに描かれた絵でまず手に取ります。 牛乳を持った誇らしげな女の子。 なんで牛乳ごときで?と初めは思いますが、読んだ後に見るとこの表紙だけで感動出来ます。

5才のみいちゃんは忙しいお母さん代わって、ある日突然おつかいを頼まれます。 買ってくるものはあかちゃんの牛乳。そう、もちろん牛乳です。 いつもはお母さんと一緒に歩く道も、一人で歩くと全然違うんです。 大人もいつもより大きく見えます。 途中で転んでお金を落っことしたあげく、ひざまですりむいてしまったみいちゃん。 それでもみいちゃんは泣きません。 落としたお金を探さないと!

初めてのひとりでのおつかいってどれだけの勇気がいるんでしょうね? ものすごい大冒険です!その冒険から帰ってきたみいちゃんは、 どれだけのお姉ちゃんに成長してるんでしょう。

牛乳を買って少し帰ると、お母さんが道の途中で待ってるんですけどその気持ち、よーくわかります。 みいちゃんも緊張したけど、お母さんもずっと気が気じゃなかったんじゃないかな。


ちなみにウチは6才、4才の二人組で、すぐそばの自動販売機まで買いに行かせました。 待っていてもなかなか帰らないので、もしやボタンに手が届かなかったのでは? と様子を見に行ったら、1個目のジュースが取出口から取り出せずに混乱していました・・・。 みいちゃん遠し。


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